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2012年3月22日木曜日

今日のお茶席 vol.6

宗芙さんの茶道教室の木曜日です

お花見でもしたくなってしまうような三色だんご
お茶菓子でも出せるお菓子なんですね
よく時代劇に出てきそうなイメージ・・・(笑)

さて今日の作法は「炭点前すみてまえ」です
茶釜の湯の温度を上げるために、お点前の前に炭をつぎ足す
これを炭点前というそうです。

炉の中に灰を入れ写真にある炭を決まった作法で入れていくようですが
この炭、同じように見えてもそれぞれに名前がありました。

胴    炭  どうずみ
丸毬打     まるぎっちょ
管    炭     くだずみ
添    炭     てんずみ
枝    炭     えだずみ

それぞれに置く順序があるようです

このように置かれました。

白く見えるのも実は炭 (枝炭)
炭をついだときの装飾的な役割と、火移りを早くする火つけ用の役割を持った炭だそうです
これらの炭の置き方も重要で、綺麗に置くことが求められます。
デザイン性を求められるのですね。。

そして最後にお釜を置きました
さてお茶を点てる準備ができましたよ

普通はお茶を点てる、頂くという作法しかあまり習わないそうですが
こうしたお湯を沸かす準備「炭点前」という作法を拝見できるのも貴重なようです

ここで一つ
茶道では寒い時期(11月~4月)では、写真のように床に切った炉で火をおこして暖を取ります
一方、暑い季節には、客を火から遠ざけ、風炉(ふろ)という湯を沸かす炉が用いられます
夏になると炉の位置が変わりますので、それはまた季節が来たらお伝えしますが
暑い夏になると湯気の熱気から、少しでもお客様を遠ざけようとする
そんな心遣いがまた茶道の素晴らしいとこですね


茶道では、灰の置き方、お茶碗の絵柄、お釜の形など、デザイン性も求められますが
その中でも決してお客様の心遣いは忘れない
今日もまた私達の仕事に組み込んで行きたい茶道の真髄に触れられたような気がしました

次回の宗芙さん茶道教室がとても楽しみです

講師  影山 宗芙
住所  静岡市葵区平和1丁目6-1
電話  054-271-0897

2012年3月15日木曜日

今日のお茶席 vol.5





















今日のお菓子 「早春」

大地に咲いた花・・・菜の花やタンポポが連想できます
今の時期にはぴったりの、その名の通りのお菓子です























今日の薄茶器 「寸切 春野」

寸切すんぎりという形に春野はるのという絵柄が描かれています
宗芙さんより、「春野」とは春の動植物が描かれたものだと教わりました
蓋の真ん中の蝶が今にもタンポポに止まろうとしているかのように見えます・・・
まさしく春の情景ですね



今日の茶花
「椿と貝母」

鮮やかなピンク色のお花が椿
そして椿の上に咲いているのが貝母ばいもです

貝母の凛とした様子は、華やかな椿ととても相対的で、ただそれだからこそ
この生け花の全体を調和しているかのように見えました

この貝母の花ことばは「人を喜ばせる」だそうです
おもてなしの心である茶道にぴったりのお花ですね
そして、我社が掲げる「幸せを生む住まい」
家を建てるお施主さんご家族のみなさまに、幸せになってもらう
そんな理念と「人を喜ばせる」という貝母の花ことばがどことなく通じているように思えました


次回の宗芙さん茶道教室がとても楽しみです

講師  影山 宗芙
住所  静岡市葵区平和1丁目6-1
電話  054-271-0897

2012年3月9日金曜日

今日のお茶席 vol.4

























昨日は宗芙さん茶道教室の木曜日でした。

今回のお菓子名は「糊こぼし」  椿の形をしたお菓子です。
なんか「糊」なんて椿と一致しないな・・・と思いませんか。

宗芙さんにお聞きしました。
奈良の東大寺二月堂で毎年3月に行われる「お水取り」という儀式
その儀式に造花の椿を用意するそうなんですが
ある日、修行僧がその椿を紙で作っていたところ、糊をこぼしてしまったとか。
その糊の後の斑点の様子が庭に咲いていた椿と似ていたらしく
「糊こぼし」という名が付いたそうです。

このお菓子は「お水取り」に合わせて、2~3月の時期に販売。
この時期にしかお目見えできないお菓子です。

そして「お水取り」ですが、なんと752年から続く伝統行事らしく
以来一度も途絶えることなく続けられ昨年で1260回だそうです・・・
驚きですよね。平安時代より前から続いてるんですか

本当に驚きです

茶道教室から少し話しがそれてしまいましたが
今回の生け花とお軸です。














生け花として使ったのはなんと「ふきのとう」。ここでも春が感じられます。

掛け軸は「弄花香満衣」・・・花弄すれば香 衣に満つる(はなろうすれば かおりころもにみつる)

この言葉は「花を摘んでいると、いつの間にかその香りが衣に移り、しみついている。」
という、春の情景だそうです。

しかし、他にも色々な意味があるようで
いわゆる、花の香りが衣に付くということが「朱に交われば赤くなる」と同じく
人は交わる友や環境に影響を受ける

良いも悪いも環境から影響する・・・
そんな意味もあるそうです。

住まいによって人は変われる
わが社が手がける「幸せを生む住まい」とどこか通じるような気がしました。


私がお茶をやっていて楽しいなぁと思うのは
歴史を知れる
四季を感じられる
建築のお勉強ができる
諸々・・・

深いと思います。
茶道は本当に深い。
今回も「糊こぼし」「弄花香満衣」という一つ一つに季節と歴史、哲学に触れることができました。

次回の宗芙さん茶道教室がとても楽しみです。

講師  影山 宗芙
住所  静岡市葵区平和1丁目6-1
電話  054-271-0897

2012年3月8日木曜日

第2回 あーきままミーティング

 





















2回目の「あーきまま」が今日、株式会社ヤマカの2階で行われました。

ままメンバーさんと住まいを通して幸せを見つけるコミュニティグループ。
「幸せを生む住まい」を多くの方に知ってもらい、興味を持ってもらう
そんなグループです。

前回の1回目は「あーきまま」とは?から始まりましたが、
ではそれにサブタイトルを付けるとしたら・・・という宿題を出した所、

「まま」たちは忙しい中でも色々と考えてきてくれました。
弊社が掲げる「幸せを生む住まい」とは何だろう・・・と
家事育児で忙しい中、ふと頭を休め考えてくれたんですね。
それだけで事務局からしたらとても嬉しいことです。

そして、今日はメンバーさんのお家の間取りを持ってきてもらい
それについて設計士とみなさんとで話をしました。
今日は「ままKさん」のお宅拝見です。

南に面したリビングが一番居心地が良いと伝える「ままKさん」
設計士が、「ここの窓を開け空気を通すと更に気持ち良いお部屋になるよ」と助言。
やはり、気持ちの良さとは、日当たりだけではなさそうです。

今日の談話もあっという間に終了・・・
終わる度に思うのは、家事育児をやっている「まま」たちは
たくさんのストレスを抱えてるということです。

それを住まいによってストレスが軽減できる。
「まま」の笑顔が増やせる。
そんなに嬉しいことはない…とつくづく実感しました。

さて、来月に3回目「あーきまま」を行います。
次回のテーマは「住まいとリンクしたメンバーさんの子育てとは?」 です。

普段、どんな子育て&しつけをしていますか?
それは住まいに関わっていますか?

「まま」たちの奮闘記が楽しみです。


次回の開催はこちらです

日 付: 4月10日
時 間: 10:00スタート(1時間半から2時間程度)
場 所: 株式会社ヤマカ 一級建築士事務所
住 所: 静岡市葵区平和1丁目6-1
電 話: 271-0897
H  P: 
http://yamaka-wood.jp/


「あーきまま」
あー、気ままに・・・
家で見つける家族の幸せを「まま」目線で見つけるコミュニティ



2012年3月5日月曜日

今日のお茶席 vol.3~番外編





















先週の金曜日に茶道教室がありました。
はい、いつもは木曜日ですが、今回は特別なお教室。
「七事式」のお勉強です。

どうやら茶道には普通にお菓子を頂き、お茶を飲むという作法以外にも
こういった茶の湯修練のための七つの式作法(稽古法)というものがあるそうです。

七つある作法の内のひとつ
この日は「花月」をお勉強しました。

人数は5名
花月札という小さなお札をみんなで引き、
「花」に当たった人がお茶を点て、「月」に当たった人がお茶を頂く。




























誰がお茶を点てるか運次第・・・・といったところでしょうか(笑)

しかし、その時々により的確に判断し、滞りなくお点前を進めて行く、
茶道に対して臨機応変に対処できるよう学ぶところにこの式の目的があるようです。

私たちの普段の生活でもこの「臨機応変」はとても重要ですよね
融通さ、柔軟さ、があったら、どんな壁にも対処できるようなそんな気がします。

しかし、お教室中、ずっと「花」を引いたらどうしよう・・・(汗)
とドキドキしていました。
まだまだ修行が足りません。


茶道教室
講師  影山 宗芙
住所  静岡市葵区平和1丁目6-1
電話  054-271-0897

 

2012年3月1日木曜日

今日のお茶席 vol.2






















宗芙さん茶道教室の木曜日です

お点前(おてまえ)・・・お茶を点(た)てる作法・様式
今日のお手前は「芝点て」だそうです。

外で茶会を開く時、お道具が倒れないように下に板が敷いてある。
昔の人は外でもお茶を飲みたいと、色々画策してたんですね。
遊びが少ない時代に、桜の木の下でこの「芝点て」をやって
お茶しながらお喋りをしていたのか・・・

今で言う、『カフェ』なのかもしれませんね

そろそろ桜の季節に近づいてきました。
春の到来が楽しみです



今日のお菓子  

【主菓子】(増田屋)
引千切(ひきちぎり)
京都の雛祭では欠かせないお菓子だそうです

【お干菓子】
福うさぎ
かたりべ(飛騨)
蕎麦板(京都)


 
講師  影山 宗芙
住所  静岡市葵区平和1丁目6-1
電話  054-271-0897