宗芙さんの茶道教室の木曜日です
お花見でもしたくなってしまうような三色だんご
お茶菓子でも出せるお菓子なんですね
よく時代劇に出てきそうなイメージ・・・(笑)
さて今日の作法は「炭点前すみてまえ」です
茶釜の湯の温度を上げるために、お点前の前に炭をつぎ足す
これを炭点前というそうです。
炉の中に灰を入れ写真にある炭を決まった作法で入れていくようですが
この炭、同じように見えてもそれぞれに名前がありました。
胴 炭 どうずみ
丸毬打 まるぎっちょ
管 炭 くだずみ
添 炭 てんずみ
枝 炭 えだずみ
それぞれに置く順序があるようです
このように置かれました。
白く見えるのも実は炭 (枝炭)
炭をついだときの装飾的な役割と、火移りを早くする火つけ用の役割を持った炭だそうです
これらの炭の置き方も重要で、綺麗に置くことが求められます。
デザイン性を求められるのですね。。
そして最後にお釜を置きました
さてお茶を点てる準備ができましたよ
普通はお茶を点てる、頂くという作法しかあまり習わないそうですが
こうしたお湯を沸かす準備「炭点前」という作法を拝見できるのも貴重なようです
ここで一つ
茶道では寒い時期(11月~4月)では、写真のように床に切った炉で火をおこして暖を取ります
一方、暑い季節には、客を火から遠ざけ、風炉(ふろ)という湯を沸かす炉が用いられます
夏になると炉の位置が変わりますので、それはまた季節が来たらお伝えしますが
暑い夏になると湯気の熱気から、少しでもお客様を遠ざけようとする
そんな心遣いがまた茶道の素晴らしいとこですね
茶道では、灰の置き方、お茶碗の絵柄、お釜の形など、デザイン性も求められますが
その中でも決してお客様の心遣いは忘れない
今日もまた私達の仕事に組み込んで行きたい茶道の真髄に触れられたような気がしました
次回の宗芙さん茶道教室がとても楽しみです
住所 静岡市葵区平和1丁目6-1
電話 054-271-0897